私の見たもの

 絵を描くのは完全に趣味でやっています。私の見てきた美しいものが、見えるような形を成していくのはすごく楽しいです。
 人がものを見たとき認識する情報というのは、必ず自分の感覚器官を通したものになります。だからそこにある色情報を写し取っただけの写真よりも、自分で描いた絵のほうが自分が見て「認識したもの」を正確に表現できるのではないだろうか、と最近思うのです。
 私は「どんなものにでも美しい部分はある」と思っています。だからその美しい部分・瞬間を抜き出して保存することができる写真は素晴らしいものだと思いますし、そういう写真は私も大好きです。しかし、物事の一部分だけ切り取ったものにいったいどれだけ真実味があるのでしょう。写真はあまりに映され方が「現実的」すぎて、それが「真実」を表していると思ってしまう人が多いように思います。人が作ったものを使って人が写しているのにも係わらずです。
 私はそこまで想像力豊かではないので、一度も体感してないことを表現することはほとんど出来ません。つまり私も私なりに絵で「事実」を表現しているのです。もしそれが事実に見えないのであれば、それはただの主観と客観のズレだと思います。もしくは単に私の技術不足です

 いつまで続けるか分かりませんが、これからも人から見ての客観性をあまり考えず、主観的に 主観的に 私の見てきた美しいもの を描いていきたいです。

お絵かき」に絵を二枚追加 ・・・した後にもう一枚追加 計三枚追加
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